【イラストで学ぶリスクアセスメント】第100回 天井クレーンからの落下災害
2015.06.01
【安全スタッフ】
当連載は、今回で100回に達しました。御愛読いただき、ありがとうございます。
今回は、「天井クレーン上に工具の置き忘れによる落下災害」をテーマにします。天井クレーン〔図〕は、1年以内ごとに定期自主点検(クレーン則第34条)を行わなければなりませんが、ガーダー上の点検作業は極めて高い場所で外注業者が休日に行うため、事業場では管理が難しく不安全な状態を把握できないのが現状です。
《公道上での落下災害》
最近、「カンバンなどが公道に落下し第三者が被災」の新聞報道が目立つようになりました。これはカンバンなどの取付け金具・ボルトなどが、塩害・雨水で腐食、強風とビル風〔*1〕で取付けボルトに繰り返しの引抜き力が働いたことによる(経年劣化)ものが多数と想定されます。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成27年6月1日第2235号 掲載