【イラストで学ぶリスクアセスメント】第101回 カニクレーンの転倒災害
2015.06.15
【安全スタッフ】
移動式クレーンは自走クレーンともいわれ、荷を動力を用いてつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置で、原動機を内蔵し、かつ、不安定な場所に移動させることができるクレーンをいう。今回は移動式クレーンの「カニクレーンの転倒」をテーマにします。
〔カニクレーンについて〕
最大つり上げ荷重3t未満で、アウトリガー(OL)がカニ足形状に屈折するミニクローラクレーンを「俗称:カニクレーン」といいますが、OLはカニのような10足ではなく、4脚しかありません。
カニクレーンの災害は、①運搬時の収納寸法は極めて小断面、俗称の頭文字がカニなので、作業関係者は歩く足が4対・3対のカニと勘違いする、②転倒しても、大型のクレーンのようにニュースで話題になることが少ないので軽んじる傾向があります。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成27年6月15日第2236号 掲載