【イラストで学ぶリスクアセスメント】第116回 主枝剪定作業中の災害
2016.02.01
【安全スタッフ】
前回は高い場所での高木の細い枝落としをテーマにしましたが、今回は高さ3.5m未満の比較的低い場所での主枝(太い枝)の剪定をテーマにします。
《主枝剪定の経緯》
当事業場の外周道路に景観木として高木の欅(けやき)を植えてあります。事業内容の拡大に伴い、昨年の冬期に、根幅が広い場所はイラストAの通り、境界のフェンスから3mで根を切断して、ブロック壁を設置し道路を拡幅しました。最近、長距離輸送が増えたので、場内は大型コンテナ車〔*1全高3.5m程度〕の走行が多くなり、物流業者から低い高さの主枝が走行の障害になっているので、主枝を切って欲しいとの要望がありました。このため、道路面から3.5mまでの主枝〔*2〕を、事業場の保全担当者が順次、落葉をして休眠している冬期に剪定することになりました。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年2月1日第2251号 掲載