【イラストで学ぶリスクアセスメント】第126回 草刈り作業中の熱中症災害
2016.07.15
【安全スタッフ】
今回は暑い時期に猛威をふるう「草刈り作業での熱中症」をテーマにします。
熱中症は、高温多湿な環境下の屋外作業を中心に発生しやすく、原因は「体温の調整がうまくいかず、体内の水分・塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻」などです。最近では、平成22年に記録的な猛暑によって死亡者が多発しました。
熱中症は、〔表〕のとおり、おおよそ次の4つに分けることができます。
〔A〕熱射病 体温が40℃に達すると脳(視床下部)の体温中枢が麻痺して、発汗が止まり、意識も低下して全身のけいれんを生じるなどして、「気づかないと死に至る危険な状態」となる。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成28年7月15日第2262号 掲載