【イラストで学ぶリスクアセスメント】第135回 不適正な親綱ロープによる災害

2016.12.01 【安全スタッフ】
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 今回は、梁上で安全帯のフックを掛けるための設備として、高さ7mに設置した「不適正な水平親綱ロープ設置による墜落災害」がテーマです。

 水平親綱には、「ワイヤーとロープ」があります。前回テーマにした「ワイヤーは長期間使用」するため、支点は堅固な鋼材などに、片側はターンバックル(引締めねじ)を継手として用います。後者の「水平親綱ロープは必要な時期だけ仮設で使用」するもので、親綱緊張器を使い、「親綱支柱は第1種と第2種」の使い方と、「鋼材・足場材間に設置」する方法があります。ワイヤーは紫外線による劣化は少なく、屋外の施設などでも使用されていますが、「塩害で腐食する短所」がある、塩害がある場所は「ステンレス鋼のより線」を推奨します。…

執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一

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平成28年12月1日第2271号 掲載
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