【イラストで学ぶリスクアセスメント】第139回 狭い筒状の空間での災害
2017.02.01
【安全スタッフ】
昨年11月、明治神宮外苑イベント会場で、木枠構造の現代アート作品が「自熱球の熱源で燃え」〔*1〕、「幼稚園児が死亡、3人が死傷」する重大事故が発生しました。筆者は前職で、「白熱球が熱源の類似災害」の原因究明をしたことがあり、皆様に類似災害の危険性を知って頂くために、今回はこれに関連した事例をテーマにします。
〔*1〕高さ3m、幅4m、奥行5mのジャングルジムのような木枠構造で、「木枠に多量の木くずをからみ付け」ていた。夕方、作品の演出効果を上げるためLED電球と白熱球の投光機を使用、投光機は作品中央から上向きに照らしていた。
火花と高熱で溶剤が爆発
〔災害発生時の階段室の状況〕
20年前、郊外の首都圏へ通勤可能な9階建て集合住宅の新築工事で発生した災害。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成29年2月1日第2275号 掲載