【超高齢社会の働き方・働かせ方】第8回 定年・継続雇用制度 60歳超も昇給可能に 競争促し年齢上限廃止へ/糸賀 大
2018.03.05
【労働新聞】
9割の企業は65歳まで
今回は、定年制度・継続雇用制度・継続雇用期における賃金について考察する。
(1)定年・継続雇用上限年齢
厚生労働省の「就労条件総合調査」によれば、95.5%の企業が定年制を定めている。定年年齢を60歳とする割合は79.3%、65歳以上は17.8%である。そして、継続雇用の上限年齢は「65歳まで」が全社計では90.0%、従業員規模30人以上99人以下の企業では89.3%となっている。定年を60歳、継続雇用の上限年齢を65歳としている企業が圧倒的に多い。
(2)継続雇用期における賃金
継続雇用期の賃金の実態は、定年時に比して一律に賃金額をダウンさせる企業が多い。…
筆者:合資会社 社長支援室 代表 糸賀 大
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平成30年3月5日第3151号13面 掲載