【送検事例】異物除去でコンベヤー止めず
2018.03.09
【安全スタッフ】
福岡東労働基準監督署は、ベルトコンベヤーの運転を停止させることなく作業を行わせていたとして、コンベヤーベルトの修理販売会社と同社常務取締役を安衛法違反の疑いで福岡地検に書類送検した。リサイクル工場で、労働者がコンベヤーのベルト交換作業中に異物を除去していたところ、プーリーとコンベヤーベルトの間に挟まれて死亡する労働災害が起きている。(H30・1・12)
事件の概要
事故は昨年1月5日、福岡市東区内のリサイクル工場で発生。労働者がベルトコンベヤーのベルト交換に伴う調整作業を行っていた。プーリーに付着した異物の除去作業中、労働者はプーリーとコンベヤーベルトの間に体を巻き込まれ、外傷性ショックにより死亡した。
福岡東労基署の捜査によると、プーリーとコンベヤーベルトに巻き込まれる危険があったにもかかわらず、ベルトコンベヤーの運転を停止させることなく作業を行わせていたことが明らかになった。コンベヤーベルトの修理販売を行う会社と同社常務取締役を安衛法違反容疑で福岡地検に書類送検している。…
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平成30年3月15日 第2302号 掲載