【超高齢社会の働き方・働かせ方】第11回 教育・研修のあり方 気付きを経て学びへ 管理者の向上も不可欠/糸賀 大
2018.03.22
【労働新聞】
作業書作成や教育役を
今回は、高齢者を対象とした教育・研修について論を展開する。
今さら高齢者に対して研修をしたって効果のほどは知れている、と思っている人も少なくないだろうが、企業全体の人的生産性の向上を考えると、一般的にこの層の生産性は低い。意図的にこの層の生産性向上を進めることは、大切なことである。
高齢者層も成長意欲は持っているが、それが顕在化することは少ない。多くの高齢者は長く現在の仕事に従事し続けているため、「この仕事に関しては会社の中で自分が最もプロだ」と自認しているケースが多い。
ただ、その仕事に関し、もっと生産性を向上させる余地はないのかを検証すると、まだまだ改善の余地がある。重要なことは高齢者自らがそのことに気付き、行動を変えようと思う環境を作ることではなかろうか。…
筆者:合資会社 社長支援室 代表 糸賀 大
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平成30年3月26日第3154号13面 掲載