【人事学望見】第1140回 合同労組ちょっとこわい話 退職社員結成組合の団交認める
2018.03.22
【労働新聞】
労働組合の結成率の低下を尻目に合同労組の勢いは止まらない。不当労働行為の新規申立て・あっ旋申請件数の3分の2を占め、その内容は、企業別組合運動とは異なり個別労働紛争化した、いわゆる駆込み訴えが典型的なもの。合同労組のちょっとこわい話を以下に。
アスベストで発症の恐れ
アスベスト被災を訴えて退職後に組合結成したものの、団交拒否にあったため、組合は06年11月に兵庫県労委に対し、会社の不誠実団交を理由に不当労働行為救済申立てをした。07年7月、労委はこの申立てを却下したため、組合は07年12月、却下命令の取消しを求めて神戸地裁に行政訴訟を提起した。これが最高裁まで辿る闘いとなってしまった。…
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平成30年3月26日第3154号12面 掲載