【送検事例】無資格者に玉掛けさせる
2018.04.09
【安全スタッフ】
徳島労働基準監督署は、無資格の者を玉掛け業務に就かせたとして、木材販売会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで徳島地検に書類送検した。木造家屋建設現場で、労働者が同社所有の小型トラックの荷台上で、玉掛け作業を行った後、荷のつり上げ中に、荷台から地上に墜落する労働災害が起きた。労働者は事故発生から2日後に頸部、頭部挫傷により死亡している。(H30・2・23)
事件の概要
事故は昨年3月31日、徳島市内の木造家屋建設現場で発生。製材、木材販売業の会社が一次下請けとして、木材の搬入や積み降ろしを請け負っていた。60歳の男性労働者は同社所有の小型トラックの荷台上(地上高0.9m)で、木材束の積み降ろし作業を行っていたが、移動式クレーンの玉掛けをした後、荷のつり上げ中にトラック荷台から地上に墜落した。…
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平成30年4月15日第2304号 掲載