【特別寄稿】今、改めて見直す―OSHMSの上手な〝回し方〟(中) 自社に合うリスクアセスメントを
2018.04.09
【安全スタッフ】
リスクアセスメント(以下、RA)は導入の第一段階として、国の指導に従ってそのまま導入するのは自然な流れといえる。一方で、国の指針では、個々の事業場にとって実践的なやり方であるとはいい難いと、興研非常勤顧問の小野宏逸さん(元中央労働災害防止協会常任理事・技術支援部長)は指摘する。リスクアセスメントの導入後、その手法を自社に合うよう調整、変換するよう小野さんは提言している。
第Ⅲ 定着基盤づくりの段階
Ⅰ 平成11年~17年までの労災
「失われた20年」の後半期における労働災害の発生状況は、死傷者数および死亡者数で逐年、減少し、休業4日以上の業務上疾病の疾病者数ではおおむね横ばいであった。
しかしながら、重大災害の発生件数は、平成11年の214件から同17年の265件と、ほぼ増加傾向をたどり、依然、深刻な状況にあった。…
執筆:興研㈱非常勤顧問 小野 宏逸(元中央労働災害防止協会常任理事・技術支援部長)
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成30年4月15日第2304号 掲載