【特別寄稿】がん一次検診 大腸内視鏡検査の導入を/小和田 暁子
2015.10.15
【安全スタッフ】
早期発見がますます重要に
私は、大田区役所で産業医をしています。ここでは、全国に先駆けて、従業員の大腸がんの一次検診に、大腸内視鏡検査を今年度から導入したので、その意義と有用性について、紹介したいと思います。
大田区は、東京都23区のひとつで、世界に誇る高度な技術をもった企業や匠の技をもつ職人たちが集まり、いつも活気にあふれた町でもあります。住民の人口は約70万人で、区役所の従業員の人数は約5000人です。
近年、日本では、大腸がんになる人が増えています。2015年8月3日に、国立がん研究センターが発表した、国が指定するがん診療連携拠点病院における2013年のがん診療実績のなかで、日本全体のがんになる人のうち、最も多いがんは大腸がんであり、次に胃がん、肺がんと続いていました。…
執筆:大田区総務部副参事・産業医 医学博士
日本内科学会認定総合内科専門医 日本医師会認定産業医
自治医科大学非常勤講師 小和田 暁子
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平成27年10月15日第2244号 掲載