【労働災害防止団体 会長メッセージ】5カ年計画の目標達成へ/錢高 一善

2016.01.15 【安全スタッフ】
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 平成28年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 わが国の建設業における労働災害は、会員各位をはじめ関係者の方々の労働災害防止に寄せる熱意と長年にわたる地道な努力により、長期的には着実に減少してきております。

 平成27年の建設業の労働災害は、死亡災害および休業4日以上の死傷災害ともに前年に比べて減少することが見込まれる状況です。しかしながら、一昨年と比べると未だ増加が見込まれること、さらに、墜落・転落による死亡災害が依然として全体の約4割を占めることなどから、労働災害防止対策を引き続き推進する必要があります。

 今後、震災復興工事をはじめ国土の防災・減災のためのインフラ整備や東京オリンピック・パラリンピック関連工事、リニア中央新幹線関連工事など、工事量の増加が見込まれる中で、技能労働者の不足、建設労働者の高齢化、若年労働者の入職の減少など、多くの課題を抱えております。…

筆者:建設業労働災害防止協会 会長 錢高 一善

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平成28年1月15日第2250号 掲載
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