【労働災害防止団体 会長メッセージ】計画段階のリスクアセス促す/錢高 一善
2018.01.15
【安全スタッフ】
わが国の建設業における労働災害は、会員各位をはじめ関係者の方々の労働災害防止に寄せる熱意と長年にわたる地道な努力により着実に減少してきており、平成28年の死亡災害は、はじめて300人を下回り294人と過去最少となりました。
しかしながら、平成29年は死亡災害が夏場に急増しており、発生した死亡災害を個別にみると、基本的な安全管理の取組みが徹底されていない事例が多いという状況にあります。
今後、度重なる自然災害の復興工事、国土の防災・減災のためのインフラ整備等の工事、東京オリンピック・パラリンピック関連工事等による工事量の増加に加え、現場管理者や技能労働者不足、建設就業者の高齢化や過重労働による疲労・ストレスに起因する労働災害の増加が懸念されております。
このため建災防としては、…
筆者:建設業労働災害防止協会 会長 錢高 一善
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平成30年1月15日第2298号 掲載