【ぶれい考】人工知能(AI)の利活用/矢木 孝幸
2018.05.17
【労働新聞】
人工知能(以下、AI)に関して多くの報道がなされているが、ちょっと見方を変えて考えたい。
まず、「あなたの職場がAIに乗っ取られる」といった扇情的な報道が姿を消したことに安心感を覚える。そもそも、AI導入には明確な目的が必須であり、実装には相当の時間とコストがかかる。無償ツール群もあるが、ある程度の数学的能力がなければ、AIの導入・活用は難しいとみるべきだ。運用時の故障や修理を考えれば、ロボットとAIを組み合わせて「人間と同じことをさせる」のはまだ現実的ではなさそうだ。…
筆者:連合 副事務局長 矢木 孝幸
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平成30年5月21日第3161号5面 掲載