【平成28年厚労省方針 「新・三本の矢」実現に全力を尽くす】IT活用による生産性革命/政策統括官(労働担当) 安藤 よし子
2016.01.04
【労働新聞】
昨年9月に公表した労働経済白書は、わが国が今後、持続的な経済成長を実現していくために欠かせない取組みの一つとして「労働生産性の向上」に焦点を当てて分析を行いました。わが国の労働生産性の水準は欧米諸国と比較して低くなっています。
特に米国と比較した場合、労働生産性の水準とIT投資ともに低い状況にあります。このことから、労働生産性の向上には、IT投資を積極的に行っていくことが必要ですが、人的資本投資と同時的に取り組まれることで、成長がより高まることが本白書で明らかになっており、両面の強化が重要です。
また、人的資本投資をはじめとする「無形資産」に注目したところ、…
筆者:政策統括官(労働担当) 安藤 よし子
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平成28年1月4日第3047号15面 掲載