技術革新下も変わらぬものづくりの“現場力”/金属労協議長 相原 康伸
2017.01.02
【労働新聞】
年頭に当たり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
世界の政治・経済情勢は、中国経済の減速、イギリスのEU離脱問題、アメリカの大統領選挙結果など、不透明・不確実さを増しています。日本においては、雇用動向などいくつかの景気指標に、いわゆる「底を離れる」兆しがみえてきている一方で、個人消費に関しては一進一退が続いており、回復が遅れています。
金属労協は、14年闘争以降、3年連続で賃上げに取り組んで参りました。多くの組合で賃上げを獲得し、景気の底支えと賃金の底上げ・格差是正に一定の役割を果たしてきましたが、日本経済は未だ「好循環」の軌道に至っていません。…
筆者:金属労協議長 相原 康伸
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平成29年1月2日第3095号5面 掲載