【社労士が教える労災認定の境界線】第268回 ミーティング中に脳梗塞を発症
2018.05.28
【安全スタッフ】
災害のあらまし
商品管理会社に勤務するAは、夕方からのマネージャーミーティング中に手に痺れを感じ気分が悪くなり、救急車で搬送された。診断の結果、脳梗塞を発症しており、その場で入院となった。短時間で病院へ行き処置が早かったため、幸い命に別状はなく3カ月程度の入院になるであろうというものである。家族から労災ではないかとのことで、労働基準監督署に判断を求めた。
判断
Aの脳梗塞の発生が、「脳・心臓疾患の労災認定」基準に照らし、高血圧などの基礎疾患を有していたが、…
筆者:一般社団法人SRアップ21 東京会
鶴田社会保険労務士事務所 所長 鶴田 晃一
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
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平成30年6月1日第2307号 掲載