【ぶれい考】「四方良し」をめざして/野崎 治子
2018.05.24
【労働新聞】
新卒採用は、定年までの人件費などを考えると億単位の投資に相当する。地頭の良さやセンス、枠にはまらない独自性、失敗を糧にする折れない心、人を巻き込むリーダーシップなど、学生への期待は尽きない。
一方の学生は、ワーク・ライフ・バランス推進企業や成長できる適職探しに懸命だ。優良企業が10年先まで安泰という保証はない。売り手市場といわれるだけに、不合格が続くと社会から疎外されたように感じる。授業やアルバイトの合間の短期決戦、迷いは尽きぬだろう。無責任かもしれないが全力で迷ってほしい。…
筆者:堀場製作所 理事 野崎 治子
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平成30年5月28日第3162号5面 掲載