【雇用社会の未来予想図~技術革新と働き方~】第20回 AI時代に、何を学ぶべきか/大内 伸哉
2018.05.31
【労働新聞】
AIでは対処できない能力の獲得が今後企業には欠かせなくなる一方、内部の人材を育てている余裕はなく、外部の専門人材を調達するようになる将来を前回筆者は描いた。企業と個人の双方が獲得を迫られる同様の能力とは「知的創造力」だと解説する今回、これまでの日本に欠けていた教育分野であることを説明しながら、学校教育の見直しも提言する。
求められる創造力 自発的学習姿勢が重要
不確実性が減少する時代
囲碁や将棋のソフトが急速に強くなり、プロでも勝てない時代が到来した。将棋では、あの天才高校生プロ棋士藤井聡太も、人工知能(AI)搭載のソフトを使いながら勉強しているそうだ。…
筆者:神戸大学大学院 法学研究科教授 大内 伸哉
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平成30年6月4日第3163号11面 掲載