【送検事例】土止め支保工を設けず
2018.06.11
【安全スタッフ】
大分・中津労働基準監督署は、土砂崩壊のおそれのある場所で危険防止措置を講じていなかったとして建設会社と同社工務部長を安衛法違反の疑いで大分地検に書類送検した。下水道工事現場で下水管の設置を行っていたところ、土砂崩壊が発生し、一次下請けの労働者が土塊に胸を押しつぶされて死亡している。崩壊防止のための土止め支保工を設けずに作業をさせていたという。(H30・5・2)
事件の概要
事故は昨年11月7日、大分県中津市内の下水道工事現場で発生。労働者が幅1.1m、深さ4m、長さ2.2mの掘削溝内で、下水管の設置を行っていた。元請けの労働者と一次下請けの労働者が接続作業を行っていたところ、地山が崩壊。一次下請けの労働者は土塊に胸を押しつぶされて死亡し、元請けの労働者も軽傷を負った。…
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平成30年6月15日第2308号 掲載