【超高齢社会の働き方・働かせ方】第21回 キャリア形成目標 他分野への挑戦を 現行職務深掘りと併せ/糸賀 大
2018.06.07
【労働新聞】
4要素から自己検証を
前回みたように、退職後の生活を考えれば、一般論として70歳まで働くことは必然である。
今後、生産年齢層の減少が一層進むなか、最低賃金レベルの給与に甘んじるならば、70歳まで雇用してもらえる可能性は高い。そういう環境に甘え、従来どおりの指示待ち態勢での仕事を続けるのか、あるいは一度しかない人生の残り少ない時間に対し、主体的に取り組む姿勢を取るのか――ベテラン層は選択を迫られている。
今回は、キャリア形成目標の設定と題し、高齢者向けのそれを探ってみる。会社として上司として、彼らにアプローチする際のヒントにしてもらいたい。
(1)労働能力のチェック
KASHの原則という言葉がある。…
筆者:合資会社 社長支援室 代表 糸賀 大
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平成30年6月11日第3164号13面 掲載