【イラストで学ぶリスクアセスメント】第173回 大型貯水槽内での災害
2018.06.25
【安全スタッフ】
東日本大震災以降、全産業・高層住宅などでは、飲料水確保のため受水槽は不可欠の設備となりました。受水槽は定期的(1年以内)に内部清掃を行う必要があるので、今回は、屋外の「大型貯水槽内清掃で熱中症」をテーマにします。当連載で熱中症は、第6回・第103回・第126回・第150回と4回記載。ぜひ参考にして下さい。
〔STOP!熱中症〕
熱中症とは、高温や多湿の環境下において「体内の水分および塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害」の総称。特に7月~8月は、屋外作業が多い建設業・運送業、暑熱環境下の炉前作業がある製造業などでは、熱中症が発生しています。
第13次労働災害防止計画にも「熱中症の予防」の推進が盛り込まれました。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成30年7月1日第2309号 掲載