【産業カウンセリングの現場から】第160回 メンタルヘルス対策は安全に直結/小山 文彦
2018.06.25
【安全スタッフ】
「脳の疲労」に理解を
筆者は、平成27年度から「建設業におけるメンタルヘルス対策のあり方に関する検討会」(建設業労働災害防止協会)の委員を務めています。その第1回委員会でも周知された建設業の特性としては、その現場が有期であること、構成員の流動性、重層請負構造などの存在が挙げられます。
また、労働安全衛生に関しては、特に安全対策が徹底、強化されている業界と認識されています。そのような業界にふさわしいメンタルヘルス対策の進め方について考えたとき、まず、不安全行動防止に直結した明白なセオリーが必要だろうと感じました。…
執筆:東邦大学 医療センター佐倉病院
産業精神保健・職場復帰支援センター長・教授 小山 文彦
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平成30年7月1日第2309号 掲載