【想いはせれば】第86回 二宮金次郎が歩きスマホ?
2018.07.09
【安全スタッフ】
▶小学校の校庭の隅に、マキを背負って本を読みながら歩いている二宮金次郎の像を見た父兄などが「歩きスマホと同じ、こんな危険な行為を奨励する銅像が学校に建っているのはいかがなものか」という議論が巻き起こりました。
二宮金次郎は二宮尊徳といい、江戸時代後期の農政家。現在の神奈川県小田原市の出身で、合理的で豊富な農業知識をもって知られ、小田原藩、相馬藩、日光神領などの復興にもあたりました。
彼が行った善行や勤倹を説く思想・行動は後世にも影響を与え、戦前の尋常小学校の教科書や唱歌などにも登場し、…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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平成30年7月15日第2310号 掲載