【事故防止 人の問題を考える】第44回 小売業の労働災害を防止しよう(その2) ―各業態の特徴を踏まえる―
2018.07.09
【安全スタッフ】
スーパーでは女性パートの被災が多発
前回に引き続き、小売業の労働災害の特徴を業態別にみてみましょう。
<総合スーパー>
災害発生率が高い業態です。大量な荷捌き、頻繁な商品の補充、狭いバックヤード、水や油で濡れた床などに起因した転倒、腰痛、墜落など、包丁などによる切れ、スライサーへの巻き込まれなど、さまざまなリスクがあり、中高年齢の女性パートタイマーの被災が多発しています。包丁は材料を切っている時はもとより、洗っている時、研いでいる時にも切傷災害が発生しています。ベテラン店員の労働災害が多く、慣れや油断などによる労働災害を防止するため、安全意識を高める教育が必要です。…
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平成30年7月15日第2310号 掲載