【拡大するフリーランス市場】第3回 企業の活用状況と課題 2割で外部人材を利用 旧来の日本型雇用が壁に/湯田 健一郎
2018.07.12
【労働新聞】
前回はフリーランスの活躍の裾野は広がっているものの、契約の締結や留意点の認識には課題がある現状を説明した。今回は企業における活用状況と取組み課題をみていく。
懸念は一度経験すれば解消
日本企業の多くは、新卒一括採用、OJT中心の教育、終身雇用等に代表されるように、雇用による社内人材確保に頼ってきた。平成28年度の経済産業省委託事業の働き方改革に関する企業の実態調査によると、フリーランス人材等を「活用している」と回答した企業は2割ほどで、約半数は「現在活用しておらず、今後の活用も検討していない」と回答している。企業におけるフリーランス活用は、十分に進んでいるとはいい難い状況だ。
同調査において、「フリーランス等の活用による業務のアウトソースについて、何がボトルネックとなっているか」をたずねたところ、…
筆者:クラウドソーシング協会 事務局長 湯田 健一郎
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平成30年7月16日第3169号11面 掲載