【短期集中連載 ―新時代を迎えて―今後の「安全衛生管理方針」を考える】第3回 ポジティブメンタルヘルスが重要に/多田 敏基
2018.07.26
【安全スタッフ】
安全衛生分野の変革期、現場の管理・監督者の立場に立った安全衛生管理方針の作成が欠かせないと指摘する中災防東京安全衛生教育センター非常勤講師の多田敏基さん。多様な安全衛生問題が発生しているなか、メンタルヘルス指針の1次予防をいかに理解するかが大切とする。職場の不平不満や不定愁訴などを放置すれば、安全はもちろん経営基盤に大きな影響があるという。1次予防としての未然防止を図るためにも「ポジティブメンタルヘルス」の考え方に立つことが重要とした。
3.1次予防をいかに理解するか
今日の多様な安全健康問題などの発生モデル、機序について、法令改正の狙いを踏まえて見てみる。結論的には、メンタル指針における「1次予防(メンタル不調者の未然防止)」を、いかに理解するかの問題といえる。…
執筆:中央労働災害防止協会
東京安全衛生教育センター 非常勤講師 多田 敏基
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成30年8月1日第2311号 掲載