【ぶれい考】「能面を打つ」/大久保 伸一
2018.08.02
【労働新聞】
今まで強気で色々こなしてきたが、やはり精神的に辛いときもあった。上司と今一つ合わない、何をやっても裏目に出る。そんなときに私を救ってくれた一つに「能面」がある。いうまでもなく、能面を打つとは能面を彫刻することである。どうしようもない抑うつ感・閉塞感が漂う中で、ただ目先の仕事をこなす毎日が続いた。そんな時に、縁あって能面打ちに誘われた。「ただ話を聞くだけでいいから来てくれ」といわれて第1回目の会合に出席した。そこに集まった数人の老若男女は、1人を除き、いずれも能面の素人であったが、贅沢にも能面師を1人雇い、小面を作ることになった。…
筆者:凸版印刷㈱ 専務取締役 人事労政本部長 大久保 伸一
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平成30年8月13日第3172号3面 掲載