【撲滅!職場のパワハラ】第8回 身体的な攻撃 何が原因か確認を 該当事案かの判断は後で/岸田 鑑彦
2018.08.23
【労働新聞】
殴打や足蹴りが典型例
前回までの5回で、厚労省が設置した「円卓会議」がまとめたパワハラの6つの行為類型と、今年3月に厚労省検討会が出した「報告書」でまとめられた職場のパワハラの3要素を紹介してきた。
報告書ではこれらを踏まえ、6つの行為類型のうち、職場のパワハラ3要素を満たすものは職場のパワハラに該当するとした。一方で、6つの行為類型に該当しても、職場のパワハラ3要素のいずれかを欠く場合は、パワハラに該当しない場合があるとして、職場のパワハラに該当するものとそうでないものの行為例をまとめている。
今回は6つの行為類型のうち、「暴行・傷害(身体的な攻撃)」について紹介する。…
筆者:杜若経営法律事務所 弁護士 岸田 鑑彦
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平成30年8月27日第3174号10面 掲載