【事故防止 人の問題を考える】第47回 事故事例集が活用されない ~活用を促進するために必要なこととは~

2018.08.27 【安全スタッフ】
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またしても一酸化炭素中毒発生

膨大な事故事例集も活用されなければ意味がない

 平成30年7月5日、またしても現場で一酸化炭素中毒が発生しました。報道によると、東京都台東区の下水道工事で、深さ10mのマンホール内で発電機を使って作業していた5人が一酸化炭素中毒になり、うち2人が一時意識不明になったものの命に別状はありませんでした。

 本連載で、「空気の流れがない空間では一酸化炭素中毒などを常に疑ってかからなければならない」「過去に繰り返し発生している発電機の不完全燃焼による一酸化炭素中毒は、決して忘れず教訓にしなければならない」ことを重ねて伝えてきました。このわずか1年半の間にも、一酸化炭素中毒による重大災害が4件発生、計19人も被災し、うち2人は亡くなっています。マンホール内での発電機の使用は危険極まりないことです。発電機を運転し続けるとマンホール内の酸素濃度が低下し、それにより発電機は不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が排出されます。このような一酸化炭素中毒は、なんとしてでも撲滅させなければなりません。…

執筆:労働安全衛生総合研究所 建設安全研究グループ 部長 高木 元也

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平成30年9月1日第2313号 掲載
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