【ぶれい考】職場は命を輝かせる宇宙/大久保 伸一
2018.09.06
【労働新聞】
5月の本欄で書いた「役員塾」の第一期に訪れたのは高野山。荘厳な高野の街にある「無量光院」の宿坊に泊まり、早朝のお勤めに出席した。約1時間半の護摩業後、土生川正道前官御坊のお話があった。
「皆さんの前に灯っている灯明は、1200年前にお大師様が灯した灯明がそのまま受け継がれてきて、今日その光を放っているのです。凄いでしょう。しかし考えてください、皆さんの身体に灯っている生の炎は、生命が誕生して38億年の時を経て、今皆さんの中で輝いています。これは奇跡だと思いませんか。いかに生命を大切にしなければいけないか、分かりますか?」――この生命の灯をいくつもの世代を超えて永く灯し続けることこそ、我われに与えられた使命であろう。
その後、奇しくも再び同じような場面に遭遇した。…
筆者:凸版印刷㈱ 専務取締役 人事労政本部長 大久保 伸一
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成30年9月10日第3176号4面 掲載