【ぶれい考】社会人基礎力を磨く/諏訪 康雄
2018.10.04
【労働新聞】
2006年に経済産業省は、社会人としての基盤的能力を「社会人基礎力」と定式化した。指示待ち人間は困るね、もっと「前に踏み出す力」をつけよう。マニュアル人間も困るよ、自分の頭で「考え抜く力」をつけよう。一匹オオカミとならずに「チームで働く力」もいるね、と提唱したところ、若手社員や大学生の教育などでかなりの共感を呼んだ。
それから12年たった今年、経済産業省は人材力をめぐる検討会でもう一度、この能力に光をあてた。今度は、…
筆者:法政大学 名誉教授 諏訪 康雄
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平成30年10月8日第3179号5面 掲載