【イラストで学ぶリスクアセスメント】第179回 ホイスト式天井クレーンの災害
2018.10.09
【安全スタッフ】
今回は、製造工場内の限られた区域で使用している、三次元〔*1〕の同時操作も可能な「ホイスト式天井クレーン」〔図1〕の災害をテーマにします。
〔*1〕「テルハは、二次元運動」をするクレーンで、「荷の上げ下げと、レールに沿った線の移動(横行)」をするクレーン。
《ホイスト式天井クレーン(以下、「小型天井クレーン」)の設置と法定資格》
(1)走行用レール下にトロリでガーダー用レールをつり、X・Y方向自在に巻上機が移動できる。
(2)天井が低い組み立て工場の場合:天井部の梁などにつりボルトを取り付けて、走行用レールを設置し、トロリでガーダー用レールをつり、巻上機を取り付ける。
(3)大型天井クレーンがある場合:小型天井クレーンを室内の限定した場所に設置するため、鋼製の支柱を複数固定。鋼製支柱上に走行用レールを設置し、ガーダー用レールをつり、下部に巻上機を取り付ける。…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
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平成30年10月15日第2316号 掲載