【想いはせれば】第92回 過ちを改めないのが「過ち」
2018.10.09
【安全スタッフ】
▶「子曰わく(師のたまわく)、過ちを改めざる、これを過ちという」。2500年前の中国の思想家・孔子の「論語」の章句です。私たちが間違い(ミス)を犯したり失敗することよりも、過ちに気づいていながら、それをそのままにしてしまうことのほうが大きな過ちである、といいます。このことは、2500年前も今も変わらないようです。多くの人は、失敗したりミスをしたとき、何かとごまかせないのかと、つい隠したり、正直にいい出せないことがあります。
大阪の私立小学校の用地買収問題や愛媛県の獣医学部誘致問題は、誰もが真相を認めないため、いまだに混乱が続いているようです。…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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平成30年10月15日第2316号 掲載