【社労士が教える労災認定の境界線】第278回 職場で嫌がらせを受け適応障害を発症
2018.10.26
【安全スタッフ】
災害のあらまし
障がい者相談支援事業所に勤務するA相談支援専門員は同僚からの故意の嫌がらせを執拗に受け、上司に相談するも黙認され職場環境がますます悪化した。このような状態がしばらく続き、出勤するのが辛くなり食欲不振から体調不良、心療内科を受診したところ「適応障害」と診断された。
判断
厚生労働省労働基準局長通達(基発1226第1号:平成23年12月26日)の別表1「業務による心理的負荷評価表」によるところに照らし、具体的出来事の31番目「同僚とのトラブルがあった」とする心理的負荷(ストレス)の強度を「中」とした判断により業務外となった。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 北海道会
サッポロ労務行政事務所 所長 和田 繁彦
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
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平成30年11月1日第2317号 掲載