【撲滅!職場のパワハラ】第16回 社外からのパワハラ(上) 状況と選択肢を説明 従業員の納得感づくりへ/岸田 鑑彦
2018.10.25
【労働新聞】
配転が生む“後の苦労”
昨今、介護事業所での利用者家族からの過度な要求や暴言など、職場内での雇用関係にある上司部下間でのハラスメントではなく、社外からの言動が問題になるケースが増えている。
このような社外からの著しい迷惑行為について、厚労省がまとめた報告書は、職場内でのパワハラと類似の問題であると整理している。使用者には労働契約に伴って安全配慮義務があり、一般的には、顧客や取引先など外部から著しい迷惑行為があった場合にも、事業者は労働者の心身の健康も含めた生命、身体等の安全に配慮する必要があるとしている。対応を考えるうえでは、次の5点の違いがあると指摘する(別表)。…
筆者:杜若経営法律事務所 弁護士 岸田 鑑彦
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平成30年10月29日第3182号10面 掲載