【中小企業でも実現!働き方改革】第4回 残業や出張の多さ伝達 介護のケアプラン作成時/三平 和男
2018.10.25
【労働新聞】
介護休業の趣旨は準備のための期間
前回に引き続き、仕事と介護の両立支援について解説する。前回、介護離職を防ぐためには、一人で抱え込まないようにすることが肝要と述べた。では、企業はどんな支援ができるであろうか。
中小企業でも取り組みやすい内容として、実態把握と情報提供が挙げられる。
現状、介護をしていても、職場の上司や同僚に伝えている人はそれほど多くないのが実態といえる。しかし、介護をしていれば、「要介護者の病院への付添いで、月1回は2時間遅れて出社する」「要介護者の具合が急に悪くなったため、休まなければならなくなった」といった状況が生じる可能性が高くなる。同僚などに仕事を任せなければならない場面もあるだろう。…
筆者:社会保険労務士法人 三平事務所 代表社員 三平 和男
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平成30年10月29日第3182号13面 掲載