【緊急連載 増加する外国人労働者―活用と安全上の課題は―】第2回 理解不足が招く不安全行動/高木 元也

2018.11.09 【安全スタッフ】
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 外国人技能実習生増加の背景と活用の実態をデータから読み解いた前回に続き、第2回では現場の安全担当責任者は、外国人技能実習制度をどう見ているのか、ヒアリング調査で分かった生の声を紹介する。意思疎通が取れないことによる不安全行動や、教育の難しさなどを挙げる回答が目立つ。イラストを使って危険を教える教育や母国語での作業手順書の必要性などが意見に上がっている。

多くが活用するも「推奨はせず」

 労働集約型の建設業では、労務調達は重要な統括施工管理業務のひとつである。今後、建設現場に外国人労働者が増加するかどうかは、雇用主である専門工事業者経営方針はもとより、統括施工管理責任を担う元請業者の現場運営方針も大きく関わってくる。

 研究では、外国人技能実習生の受入れ・活用の実態把握、外国人特有の労働安全衛生上の課題を抽出するため、総合建設会社を対象としたアンケート調査を行った。…

筆者:労働安全衛生総合研究所 建設安全研究グループ 部長 高木 元也

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平成30年11月15日第2318号 掲載
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