研修で「一物」引き出す/野崎 治子
2018.11.22
【労働新聞】
当社創業者の堀場雅夫は「天は二物を与えず」とは、人は必ず一物を与えられているという意味だと語り、その能力を引き出すのが教育であり会社の使命だと断言していた。
育成は日常業務が基本となる。上司は、目標を共有しプロセスや成果を評価してフィードバックする。中期的には海外赴任などで視野を広げ、決断力や実行力を養う。世界のリーダーは成長の契機に、自身の当たり前が覆された修羅場や人との出会いを挙げる。教育研修は二の次だ。手取り足取りの教育は、受け身の姿勢を助長し、考える力や学ぶ意欲を損ないかねない。…
筆者:堀場製作所 理事 野崎 治子
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平成30年11月26日第3186号5面 掲載