【ぶれい考】「早すぎる」引退?/諏訪 康雄
2018.11.29
【労働新聞】
大学を65歳で定年退職し、中学時代の恩師に挨拶したら「早すぎる」引退を諫められた。ご自身は77歳まで教員として働いたそうだ。82歳になる院生時代の恩師も、元気に仕事をされている。せめて75歳の後期高齢者になるまでは何らかの形で働くか、と覚悟をした。
独立事業主の諸氏を訪ねアドバイスをいただく。情報通信技術によるフリーランスは、①法人化が無用、②事務所も無用、③人を雇用する必要もない、と教示された。どうせそれほど稼げっこないし、仕事の受発注はメールや電話が主で、必要ならばどこか外で顧客に会えば良いようだ。
フリーランス生活を始める。…
筆者:法政大学 名誉教授 諏訪 康雄
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平成30年12月3日第3187号5面 掲載