【事故防止 人の問題を考える】第52回 飲食店の労働災害を防止しよう②
2018.12.26
【安全スタッフ】
作業スペースの狭さが災害要因に
今回は、業態別に飲食店の労働災害の特徴をみていきましょう。
<ファストフード>
商品は工場やセントラルキッチンで調理され、店舗では揚げる、焼く、温めるなどが主要な作業になることから、ファストフード全体では、高温・低温物との接触災害(火傷)が最も多発しています。
a.ハンバーガー
高温・低温物との接触災害(火傷)が3分の1近くと最も多く、切れ・こすれ災害は1割強にとどまっています。複数階にわたる店舗が少なくないこと、店舗が狭く作業スペースが窮屈になりがちなことなどが、墜落・転落災害や飲食店平均以上となっている飛来・落下災害の要因と考えられます。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 建設安全研究グループ
部長 高木 元也
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平成31年1月1日第2321号 掲載