【イラストで学ぶリスクアセスメント】第184回 不適正な専用脚立使用での災害
2019.01.09
【安全スタッフ】
読者の皆様、明けましておめでとうございます。平成最大の出来事といえる東日本大震災の直後から開始した当連載も、前回で第183回を終えて「3月15日号で満8年」を迎えます。これも皆様の応援の賜物で、今年も身近な話題に取り組む所存です。5月から新元号に変わりますので、皆様の事業場では、新元号の初年に「重篤な災害」が発生しないことを祈願し、今回は多数の事業場で使用している「不適正な専用脚立使用の災害」をテーマにします。
《脚立の定義・脚立の種類・主な不安全な状態と行動》
脚立とは、「短いはしごのようなものを両方から合わせ、上に板を取り付けた高い踏台」で、安衛則第528条に規定がある。脚立は高所でしかも軽微な作業に便利な用具ですが、不安全な作業姿勢にならないように、「作業内容に適した脚立等」を使用しなければならない。脚立の垂直高は、2m未満ですが、「垂直高さ2m以上は専用(長尺)脚立」と呼ばれています。
脚立使用の「主な不安全な状態」は、…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成31年1月15日第2322号 掲載