【平成31年 安全衛生行政の展望】働き方改革実行へ周知徹底/椎葉 茂樹
2019.01.09
【安全スタッフ】
新年を迎え、謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。
平成31年の年頭に当たり、改めて日ごろの労働安全衛生行政への御支援と御協力に厚く御礼申し上げますとともに、今後の労働安全衛生行政の展開について述べさせていただきます。
まず、働き方改革について申し上げます。
昨年7月には産業医・産業保健機能の強化や労働時間の状況の把握を盛り込んだ「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が公布されました。労働安全衛生法の具体的な改正内容は、産業医の活動環境の整備や産業医に対する情報提供の強化、医師による面接指導を適切に行うための、全ての労働者を対象とした労働時間の状況の把握などとなっています。その後、昨年12月までに、関係省令の整備に関して労働政策審議会で御議論いただいており、本年4月1日には今回の改正事項の大部分が施行される予定となっております。施行に向けて、パンフレットの配布などにより、周知徹底を図ってまいります。
また、労働人口の3人に1人を占める、病気を治療している労働者の方について、病気の治療と仕事の両立支援を推進していくことも重要です。…
筆者:厚生労働省 安全衛生部 安全衛生部長 椎葉 茂樹
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平成31年1月15日第2322号 掲載