【人事担当者が理解すべき!AI・ディープラーニング】第3回 深層強化学習 自社との関連把握を 到達目標設定し学ばせる/小川 雄太郎
2019.01.24
【労働新聞】
人の学習手順を再現
前回は画像データや音声データに対するディープラーニングについて紹介した。今回は「深層強化学習」そして「GAN」と呼ばれるディープラーニングの技術を紹介する。
「深層強化学習」という言葉はなじみがないかもしれないが、「アルファ碁」という言葉は聞いたことがあるかもしれない。アルファ碁はGoogleが開発した囲碁のソフトであり、2017年に当時の世界王者といえるカ・ケツ氏に勝利したことで知られる。このアルファ碁に使用されているディープラーニングの技術が深層強化学習である。
深層強化学習とはディープラーニングを用いた「強化学習」である。強化学習とはAIを実現する技術の1つである。強化学習のほかにもAIを実現する技術としては「教師あり学習」などが挙げられる。先にこの教師あり学習について説明すると、教師あり学習とは、たとえば、画像を入力してその画像が猫か犬かを分類させる際に、過去の経験(学習データ)を基に学習させたルールに従い、判断させる技術である。…
筆者:㈱電通国際情報サービス 開発技術部 小川 雄太郎
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平成31年1月28日第3194号11面 掲載