【イラストで学ぶリスクアセスメント】第186回 アンローダ運転者の災害
2019.02.12
【安全スタッフ】
今回は、大型貨物船が出入りする岸壁に多数設置している大型クレーン「アンローダの墜落災害」をテーマにします。
《アンローダ(unloader:荷を降ろす物)について》
アンローダとは、船舶やはしけから各種チップ、穀物、砂、砂利、石炭、鉱石などの「ばら物を専門に陸揚げするクレーン」で、つり具にグラブバケットを取り付けた「橋形クレーン式や引込みクレーン式のクレーン〔*1〕」が使用されている。その多くは機体内にばら物を受け入れるためのホッパとコンベヤを組み込み、塵を発生する石炭や鉱石などを取り扱う場合は、集じん装置付きのホッパを使用している。
主な災害は、運転席が高い位置にあるので、(a)運転者が運転席などへの昇降設備からの墜落〔*2〕、…
執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成31年2月15日第2324号 掲載