【社労士が教える労災認定の境界線】第287回 接待ゴルフでひざの半月板を損傷
2019.03.12
【安全スタッフ】
災害のあらまし
食品製造販売会社X社で営業職に勤務するAは、取引先企業Y社を接待するゴルフコンペに参加し、最初のホールでティーショットを打った後、大きくバランスを崩し左のひざをねじってしまい、左ひざの半月板を損傷した。Aは、集合時間ギリギリに到着したため、準備運動をすることなく急に体を動かした結果、体への負担が大きくなったことが影響した。X社、Y社の社長ともにゴルフが大好きで、年に4回定期的に両社親睦のゴルフコンペが開催されていた。このゴルフコンペに営業職の社員が必ず参加することは、社内では暗黙の了解になっていて、今まで営業職の社員は皆参加してきていた。品質管理部門から異動してきたばかりのAは初めての参加。Aはゴルフがあまり得意ではなく好きでもないため、気乗りしないなかでのケガとなった。…
筆者:一般社団法人SRアップ21 埼玉会
社会保険労務士行政書士楠原事務所 所長 楠原 正和
◇SRアップ21:www.srup21.or.jp
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成31年3月15日第2326号 掲載