【登壇労組リーダー】政治に「誤審」は許されない/神宮寺 聡
2012.09.17
【労働新聞】
日本中に勇気と感動を与えたロンドン五輪。日本は過去最高38個のメダルを獲得した。各国選手の健闘が「光」なら、柔道や体操で分かりにくかった判定・採点は「影」に当たる。その代表格が“ジュリー制度”で、沢田研二を連想するのが我われの世代である。
この制度は、シドニー五輪柔道100キロ超級の篠原対ドイエ決勝戦における「世紀の誤審」をきっかけに導入されたと聞く。
ジュリーの元来の意は、一般市民から選ばれ裁判に参加する陪審員のこと。当初、審判の判断を補助する役目だったが次第に権限が拡大、最終判断を“決定”するに至った。そして…
筆者:連合山梨 会長 神宮寺 聡
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平成24年9月17日第2889号6面 掲載