【イラストで学ぶリスクアセスメント】第192回 危険な玉掛け方法の災害

2019.05.09 【安全スタッフ】
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 新天皇の即位に関わる長い連休が終わり、いよいよ本格的に新たな年の事業がスタート。各事業場では、4月1日の人事異動と新入社員を迎え、5月から本格的に事業活動が始まることと思います。現代社会では機械化が進み、大多数の製造現場などでは、クレーンなどの作業は不可欠です。当連載では初回以来、クレーンなどの関連は29回記事にしました。今回は、玉掛け用具のうち、今でも最も多く使用されている玉掛け用ワイヤーロープをテーマにします。

 《玉掛け用ワイヤーロープについて》(以下、クレーン則は「ク則」という)

 ①玉掛け用に用いるワイヤーロープは「6×24普通よりA種」、②安全係数は「6以上」〔ク則第213条〕、③切断荷重は「直径の2乗/2〔kN〕〔*1〕、④つり角度によりwr張力の増加係数は変動〔つり角0度:1.00・つり角30度:1.04・60度:1.16・90度:1.41・120度:2.00〕、原則として、つり角は60度、…

執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一

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2019年5月15日第2330号 掲載
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